普段、『フォント』と言ったり『書体』と言ったり、私自身の中でも混在していているのでまとめてみました。

ですが、調べてみても『書体』と『フォント』はそれぞれ歴史があるのですが、現在ではデジタル化の流れで曖昧のようです。

書体とフォントの違いは曖昧?

“書体”は「共通した表情をもつ文字の集まり」

『書体』とは共通のコンセプトによってつくられたものを指します。例えば、『新ゴ』や『MS明朝』。それを大きく分類したのが『明朝体』や『ゴシック体』です。

日本の『書体』という言葉は中国から来ています。昔、中国から伝わった『篆書』『隷書』『楷書』『行書』『草書』の五体。そして、それに加え印刷用の書体『明朝体』や『ゴシック体』などがあります。

また、書体は英語のタイプフェイスの訳語として使われています。

和文書体は明朝体・ゴシック体・楷書体など、欧文書体にはローマン・イタリック・サンセリフが基本的な形です。

昔の“フォント”は「同じサイズで、書体デザインの同じ活字の一揃い」

『フォント』はもともと欧文活字の用語です。ヨーロッパでグーテンベルグ以後に金属活字印刷が広まってきてからの言葉で、同じ特徴を持ったアルファベット文字や数字のセットを示したものと言われています。当時は、文字サイズが変わっても異なるフォント名で呼ばれていたそうです。

今の“フォント”は「デジタル化した書体データ」

現在では、デジタル化した書体を『フォント』と呼びます。デジタル化したことで拡大縮小が自由自在になったので、先程述べた「文字サイズが変わっても異なるフォント名で」呼ぶ必要がなくなりました。

まとめ

書体は書体、フォントはフォントの歴史がそれぞれあるのですが、デジタル化していった流れでそれぞれの言葉は用途によって使い分けられたり、同じ意味になったりしているようです。調べてみても、はじめに述べた通り結構曖昧でした。

ちなみに、現在では書体はフォント(の使用ライセンス数)を数える単位としても用いられているようです。

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※ この記事は2年以上前に書いたものです。すでに情報が古くなっている可能性もありますのでご留意ください。